改 善 事 例

ネットワーク

WiFiアクセスポイント

【CASE1ひとつの部屋でルーターが2段階

【課題】

パソコン、プリンタの電気を入れる順番によってプリンタに印刷できない事がある

【原因】

同じ部屋の中にルーターが2段階で存在し、それぞれ別セグメントでDHCP設定がされていた

ルーティングされていない為に取得されるIPアドレスによってはプリンタ機器へ通信できない、インターネットへ通信できない状態が場合によって発生していた

【対策】

インターネット側のルーター機能を残しつつ、下位のルーター機能をOFFにしハブ化(アクセスポイント化)


【課題発生の経緯】

パソコンに少し詳しい方がWiFi環境をより快適にする為に従来機器へ追加する形でメッシュWiFi機器を導入したが、アクセスポイントにルーター機能がある事に気が付かなかった

IPアドレスの競合エラーメッセージ

CASE2パソコンの社外への持ち出し時にIPアドレス設定を変更が必要!?

【課題】

1.パソコンを社外に持ち出す際にDHCPに変更し、社内に持ち帰った際に指定された固定IPアドレスを設定する必要がある

2.固定IPアドレスはEXCELで管理しているが固定IPの配布及び固定IP設定はパソコン利用者に任せている為にIPアドレスの重複エラーが頻発している

【原因】

1.IPアドレスの管理体制が整っておらず、利用者任せになっていて管理できていない

2.IPアドレスが管理できていない為、DHCPへ利用するIPアドレスが無い

【対策(第1フェーズ)】

1.既存のパソコン、プリンタ、ネットワーク機器の固定IPアドレスの管理者によるリスト化

2.IPアドレス利用計画を立て、固定IPアドレスエリア、DHCPアドレスエリアを明確化する

【対策(第2フェーズ)】

1.新規導入のパソコン、プリンタ、ネットワーク機器の社内への持ち込みを管理者により管理する

2.廃棄のパソコン、プリンタ、ネットワーク機器の社外への持ち出しを管理者により管理する

3.DHCPに利用できるIPアドレスが確保できた時点から、順次パソコンはDHCP化を実施する


【課題発生の経緯】

パソコン、プリンタ、ネットワーク機器の運用管理方法が明確化されておらず、管理者も曖昧になっていた

改善前後のインターネット速度計測

【CASE3】インターネット接続の通信が安定せず、かつ速度が出ない。既存取引先のIT事業者から対応してもらえない。

【課題】

1.クラウドサービスで日常業務をしているのが、インターネットの速度が遅く仕事にならない

2.数か月前からこの状態

3.数週間前に既存取引先IT事業者に対応を依頼するも対応時期が未定

【事前準備(お客様から問い合わせがあった前日

1.ルーター、プロバイダーの問題の可能性がある為、切り分けが必要になる事を想定し、2か月間無料で利用可能なインターリンクのプロバイダーサービスを開通し、ルーターに設定し通信確認。既設以外でのインターネット接続が可能な検証機器を準備

【訪問調査】

1.お客様のパソコンのIPアドレス設定を確認し、ルータのIPアドレスを確認

2.お客様の有線LAN接続パソコンからルータへの疎通確認(Ping)

 <結果>リンクが度々切れる

3.お客様の有線LAN接続パソコンからインターネット速度計測

 <結果>21.9Mbps(ダウンロード)、6.96Mbps(アップロード)

4.持ち込みの有線LAN接続パソコンにIPアドレスを指定し、ルータへの疎通確認

 <結果>リンクが度々切れる

5.ルータから最寄りハブまでの配線を仮設し疎通確認

 <結果>リンクが度々切れる

6.「ルータ→UTM→UTM?ハブ?(用途不明機器)→島ハブの接続経路の用途不明機器を持ち込みハブへ交換

 <結果>リンク安定、インターネット速度向上:185.4Mbps(ダウンロード)、74.1(アップロード)

【原因】

1.「ルータ→UTM→UTM?ハブ?(用途不明機器)→島ハブ」の接続経路の用途不明機器の故障もしくは設定誤り

【対策】

1.用途不明機器をスイッチングハブへ交換

結果

1.通信が安定化し、通信速度が高速化した


【課題発生の経緯】

1.既存取引先IT事業者がネットワークに存在する全ての機器を管理していなかった

2.既存取引先IT事業者がお客様のトラブル発生にもかかわらず対応しなかった

パソコン

Windowsロゴ

【CASE1】パソコンの動作が不安定・重い、Windowsがサポート切れ?

【課題】

1.誰がどの様な性能のパソコンを利用しているか不明

2.サポート切れのWindowsを利用している方がいてセキュリティリスクとなっている

3.パソコン(Windows)の動作が重い時に利用者がSSDへ換装を実施している

4.パソコン(Windows)の動作が重い時に利用者が動作を改善するフリーソフトウェアをインストールし実行している

【原因】

1.パソコンの管理者が明確化されていない事

2.パソコンの運用管理が利用者任せになっているが社内のITリテラシーが低い

【対策(第1フェーズ)】

1.既存のパソコンの機種、性能やWindowsのバージョンを管理者によリスト化

【対策(第2フェーズ)】

1.新規導入のパソコンの社内への持ち込みを管理者により管理する

2.廃棄のパソコンの社外への持ち出しを管理者により管理する

3.動作の遅いパソコンはSSDへ換装を行うと共にWindowsのクリーンインストールを実施する

4.サポート切れのWindowsはSSDへ換装を行うと共にWindowsのクリーンインストールを実施する

5.サポート切れのWindowsパソコンの利用継続の理由が明確な場合はネットワークから外し運用する

6.(場合によって)利用者によるソフトウェアのインストールを禁止する


【課題発生の経緯】

元々パソコンを管理する文化が無いか、管理者が退職等によって曖昧になったか?

NAS、ファイルサーバー

NAS本体

【CASE1どこのファイルが最新?乱立するNAS

【課題】

1.複数台のNASがあり、部署により保存する先を変更する必要がある

2.NAS同士でバックアップしている

3.NASをまたいで重複ファイルが存在するか?

3.権限管理ができていないので、1ユーザーの情報が分かれば誰でも利用できる

4.動作が不安定で応答が無くなる時がある

【原因】

1.NASの機能でファイル共有を実現しているがユーザー管理までしていない

2.NASのOSが不安定か?

3.NASのスペック不足か?

3.NAS同士のバックアップで負荷が上がっているか?

【対策(サーバー環境)】

1.ドメインコントローラーを設置する

2.全てのNASが統合できる容量を持つWindowsServerのファイルサーバーを設置する

3.ファイルサーバーをドメインコントローラーに参加させる

【対策(パソコン環境)】

1.既存のパソコンのWindowsHomeエディションをWindowsProfessionalエディションへアップグレードする

2.パソコンをドメインコントローラーに参加させてドメインユーザーでパソコンを運用する

3.パソコンのユーザーがローカルユーザーからドメインユーザーに変わる為、ユーザープロファイル間でのデータ移行が必要

【対策(NASデータ移行フェーズ)】

1.全てのパソコンがドメインに参加した時点でNASからファイルサーバーへの移行を実施する


【課題発生の経緯】

個人利用にパソコン、プリンタ、ネットワーク機器の運用管理方法が明確化されておらず、管理者も曖昧になっていた